JR西日本、207系をリニューアルへ…安全性向上やバリアフリー充実

鉄道 企業動向
JR西日本は207系電車のリニューアルを行うと発表。安全性向上やバリアフリー対応の充実を図る
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JR西日本は9月22日、同社のJR京都・神戸線など京阪神エリアで使用している207系電車のリニューアルを行うと発表した。初期に導入した車両は新製から20年以上経過しており、安全性の向上やバリアフリー対応の充実などを図る。

207系は1991年から2003年にかけて、国鉄時代に導入された103系電車の置き換えや、1997年のJR東西線開業への対応などで484両が製造された通勤形電車。初期に登場した0番台車はすでに導入から20年以上が経過している。

今回のリニューアルでは、安全性向上対策として座席(ロングシート)の中間に同社では初となる縦の握り棒と仕切り板を新設。座席端の袖仕切りも大型化する。また、側面衝突対策やオフセット衝突対策を施すほか、脱線などの異常を検知した際に自動的に緊急停止と列車防護を行う「車両異常挙動検知装置」を新設する。併結を行う運転台付き車両には、連結面から線路への転落を防ぐ転落防止ホロを設置する。

バリアフリー対応では、編成の両先頭車に車いすスペースを設置するほか、ドアが閉まる際に注意を促す案内音声を新設する。省エネルギー対策では、客室照明をLED化するとともに制御機器などの電子機器を更新する。

このほか、イメージイラストによると前面の塗り分けもやや変更されるとみられる。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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