トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は9月18日、トヨタとレクサスの合計5車種、およそ2万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。
今回のリコールは、燃料系統の不具合によるもの。米国トヨタ販売によると、エンジン部分の右側を通る燃料パイプの最終部分の溶接が充分でなく、燃料が漏れる恐れがあるという。この部品は、トヨタと取引のあるサプライヤー製。
対象となるのは、2014年モデルの『アバロン』、『カムリ』、『ハイランダー』、『シエナ』と、2015年モデルのレクサス『RX』。いずれも、2GR-FE型エンジンを搭載する約2万台が、リコールに該当する。
米国トヨタ販売は、対象車を保有する顧客に連絡。販売店で点検を実施し、不具合のあるサプライヤー製の部品が使われている場合、新しい部品と交換するリコール作業を行う。
なお、米国トヨタ販売は、「この不具合による火災、事故、死傷者の報告は受けていない」と説明している。