エアバスは9月24日から26日まで名古屋で開催される「エアロマート名古屋」に参加すると発表した。
エアロマート名古屋は、日本で初めて開催される航空宇宙分野の国際的ビジネス商談会で、航空宇宙産業に携わる企業に商談の機会を提供するもの。世界15カ国から約200社が参加し、3000ものBtoBミーティングが実施される。
エアバスは代表団を派遣し、将来の航空機開発に向けた最先端テクノロジーと日本企業独自の専門技術を探るため、参加する。
エアバスの航空機プログラム(A320、A330、A350 XWB、A380)には20社以上の日本企業が参画しており、日系航空産業はエアバスの航空機やそのエンジン開発プログラムに密接に関わっている。
エアバスのレミー・モロー産業協力統括責任者は、「日本と欧州の産業協力拡大はエアバスが掲げる目標のひとつ。日本で新しいパートナーが見つかることを期待している」と述べている。
エアバスは世界中に幅広いサプライチェーンを構築し、増加する製品ラインナップに対応している。現在、7700社以上から、エアバスの要求基準を満たしたパーツ、システム、ハードウェアなどを納期スケジュール通りに調達している。
エアバスの親会社であるエアバス・グループは、グローバルでアウトソーシングを促進するため、統一された「エアバス・グローバル・ソーシング・ネットワーク(GSN)」を発足、現在、GSNで日本におけるアウトソーシングの可能性を探っている。
エアバス・グループは、日系企業が持つ高品質な技術力と高い信頼性、長年の経験を高く評価し、日本での投資拡大を検討している。