【ランボルギーニ ウラカン LP 620-2 スーパートロフェオ 発表】5分で脱着可能なボディパネル

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ランボルギーニ ウラカン LP620-2 スーパートロフェオ
ランボルギーニ ウラカン LP620-2 スーパートロフェオ 全 8 枚 拡大写真

ランボルギーニ『ウラカン LP620-2 スーパートロフェオ(以下ウラカンスーパートロフェオ)』は、2015年ランボルギーニブランパンスーパートロフェオ全3シリーズ(ヨーロッパ、アジアおよび北米)にてデビューするレースマシンだ。

【画像全8枚】

“ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ・アジアシリーズ2014 富士スピードウェイ第3戦”のために来日した、ランボルギーニ・スクアドラ・コルセ・コーディネーターのジョルジョ・サンナ氏は、「『ガヤルトスーパートロフェオ』と比較し、後輪駆動車であること。そして、50馬力向上し(570cvから620cv)、車両重量は80kg軽量化(1350kgから1270kg)。そしてエックストラックが、ウラカンスーパートロフェオ専用に開発したシーケンシャルギアボックスを採用していることが大きな特徴だ」と説明する。

シャシーについては、「全く新しいロールケージを開発した。これはリアアスクルにまで伸び、43kgという軽量なもので、これによってクルマの安全性が大幅に向上するとともに、シャシーのねじれ剛性が45%向上している」。また、パワートレインは、「ウラカンの公道仕様と同じだが、新しいエギゾーストシステムなどを採用することで、エンジン出力は10馬力向上(620hp)した」と話す。

レースでは、アクシデントはつきものだ。ウラカンスーパートロフェオはそれに対応すべく、ボディパネルをクリップで取り外し可能とした。「今回このソリューションを採用したのは、ガヤルドスーパートロフェオと比較し、コストが安く済むということと、チームが簡単にガレージや工場で修理が可能になることが挙げられる。つまり5分で完全にクルマを裸の状態にすることができるのだ」と語った。

なお、価格については、「ガヤルドスーパートロフェオと比較し、10%程アップする予定だ」としたが、本国に問い合わせたところ、現時点ではまだ未定であるという。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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