南武線E233系、営業運転を前に登戸駅で展示会

鉄道 エンタメ・イベント
JR南武線の登戸駅で9月28日、営業運転開始を間近に控えた同線用のE233系(8000番台)の展示会が開かれた。多くのファンや沿線住民が訪れ、新車にカメラを向けていた
JR南武線の登戸駅で9月28日、営業運転開始を間近に控えた同線用のE233系(8000番台)の展示会が開かれた。多くのファンや沿線住民が訪れ、新車にカメラを向けていた 全 17 枚 拡大写真
10月4日から営業運転を始めるJR南武線の新型車両・E233系8000番台が9月28日、同線の登戸駅(川崎市)で一般公開された。ホームに停まった車両は車内の見学もでき、ファンや家族連れで賑わったほか、一般利用者からも注目を集めていた。

E233系は中央線や京浜東北線、京葉線などで使用されているJR東日本の最新型通勤車両。南武線用は6両編成で、「8000番台」として区分されている。同線で現在使用されている205系より車体幅が15cm広がり、定員は6両編成で約1割増加。車内照明は全てLEDとなり省エネルギー化が図られる。

車両の外観はこれまで各線に導入されているE233系と同様、路線別のカラーリングが施されており、黄色・オレンジ・茶色のラインを配した南武線カラーを採用。新車ならではのデザインとして、編成両端の先頭車には沿線風景をイメージしたロゴを乗務員室扉後ろと中央窓下に描き、南武線の新型車両であることをアピールしている。JR東日本横浜支社によると、このロゴは同線の社員からの「新車を南武線らしく愛着を持ってもらえるものに」との声を受けて施すことになったという。

車内は外装と同様、黄色やオレンジを基調とした南武線用オリジナルカラーの座席が並び、ドア上には同線で初となる液晶ディスプレイを設置。見学者からは「南武線にもこれ(ディスプレイ)が付くのか」「分かりやすい」との声があがっていた。両親と見学に訪れた、横浜市内の同線沿線に住む5歳の男の子は「イスの色とマーク(先頭車のロゴ)がかっこいい」と喜んでいた。

E233系8000番台は10月4日に営業運転を開始する予定。横浜支社によると、2015年度中に現在36編成ある同線の車両のうち35本を置き換えるという。営業運転開始日には記念入場券も発売される。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
  2. トヨタ『カローラクロス』改良新型、米国はガソリン車も設定…ハイブリッドと顔が違う
  3. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
  4. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  5. スバル『BRZ』、2026年モデルを米国発表…価格据え置きで2026年初頭発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る