【JNCC 第7戦】糸魚川ラウンドは劇的な幕切れ…鈴木「ガス欠」で優勝逃す

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
JNCC 第7戦
JNCC 第7戦 全 8 枚 拡大写真

28日、シーサイドバレー糸魚川で開催されたJNCC第7戦。「1周目からラストまでバトルしていたレースなんて、ちょっと記憶にないな…」。MCの川辺氏がそう口にしたように、鈴木健二と渡辺学による一進一退のバトルは3時間に渡った。

時折、強い日が差し込むハードパックメインのコンディションのなか、ホールショットを手にしたのは鈴木。1周目は、渡辺に加えてケガから復帰したばかりの矢野和都も食らいついていた。しかし、2周目に入った直後に矢野が転倒。以降は鈴木と渡辺の一騎打ち、文字通りテールトゥノーズのバトルが繰り広げられた。

抜きつ抜かれつを続けながら、勝負はラスト1周に。その直後、渡辺がコースアウトし、10秒以上のアドバンテージを鈴木に与えてしまう。誰もが鈴木の優勝、そしてシーズンタイトルの獲得を予感した。

最初に姿を現したのは鈴木。ほぼ勝利を手中に収めたかと思われたその時、なんとガス欠で鈴木のマシンがストップ。それをかわした渡辺がトップでチェッカーを受けた。鈴木のシーズンタイトルは「お預け」となり、次回最終戦でこの2人が雌雄を決することになる。トップ争いからは離脱したものの、安定した走りをみせた矢野が3位に入った。

AA2クラスは、小坂竜也が石戸谷蓮を抑えて優勝。早くもシーズンタイトルを手にした。またAクラスには、モトクロスIAの渡會修也がJNCCに初参戦。期待通り、序盤はレースをリードしたが、同じくモトクロスIAの岡田涼が終盤に抜き去り、初優勝を果たした。

《稲垣 正倫》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
  3. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  4. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  5. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る