【フォード エコスポーツ 試乗】最大の見どころはラゲッジスペース…竹岡圭

試乗記 輸入車
フォード・エコスポーツ
フォード・エコスポーツ 全 18 枚 拡大写真

ここのところコンパクトクロスオーバーSUV、流行ってますよねぇ~。フォードと言うと、本格派SUVで有名だったりしますが、そのフォードがこれまで培ってきたノウハウを活かしつつ、フィエスタと同じBプラットフォームを使用したコンパクトなクロスオーバーSUVとして誕生したのが、エコスポーツです。

【画像全18枚】

SUVと言うと、気になるのがユーティリティ。最大の見どころはラゲッジスペースでしょうね。まず横開きのバックドア。これ小柄な女性にとっては嬉しいポイントなんですよ。上開きのバックドアって開けるのはいいんですが、閉めるときに背伸びはしなきゃいけないわ、途中まで引き下ろしても完全に閉めるためには、汚れたバックドアを触らなきゃいけないわで、結構億劫なこともあるんです。それに後ろ側に、バックドアを開けるための、ある程度のスペースが必要になりますしね。もちろん上開きは雨の日は屋根代わりになるという特典はありますが、屋根の低い駐車場だとぶつかるんじゃない? なんていう心配も。その点、横開きなら狭いところでもホンの少しだけ開けて、荷物の出し入れできますからね。まぁ、雨の日の屋根代わりはできませんけれど…。

さて、そのラゲッジスペースですが、フル乗車状態でクラス最大級と収納力が高いんです。さらに、シートアレンジも6:4分割式のダブルフォールディングで後部座席を畳んでしまえば、相当なものを積み込むことができます。アクティブ派の休日を楽しく演出してくれる相棒としては、かなり利便性が高いですよね。

そうそう、アクティブ派に嬉しい装備は他にもあります。そのひとつがグローブボックス。なんと冷却機能が備わっているんです。冷たい飲み物を入れておくという当たり前の使い方もそうですが、お出かけ先で購入したお土産を冷やしておくのにも使えそう。これからの季節、外は涼しいけれど、まだまだ駐車しておいたクルマの中は暑くって…なんていうことも多いですよね。果物狩りシーズンにもバッチリ活躍してくれそうです。

そして忘れちゃいけないのが、アクティブ派のロングドライブに大活躍してくれること間違いナシの走破性の高さです。アイポイントが高い分、見晴らしがよくてラクチンということもありますが、驚くのは「うわぁ~、こんなところも行けちゃうの~?」とビックリしちゃうほど、いま流行りのクロスオーバーSUVとひと括りにするのは、ちょっともったいないと思わせてくれるほどのオフロード性能の高さ。たとえ火の中水の中じゃないですが、以前テストコースで実験した際には、水深550mmの水の中だって走れちゃったほどなんです。

最近はSUVと言ってもFFモデルが隆盛を極めていますが、これだけ走れればこれで十分と納得できちゃう感じです。もちろん、ロードクリアランスは280mmなので、本格派オフローダーには当然かないませんが、その分小回り性も高いので狭いところもOK。磯釣りなんていうシーンでも役立ちそうですよね。これで履いているのはノーマルタイヤなんて、もうビックリです。

言うまでもなく、オンロード性能もかなり高いですよ。評判の高い『フィエスタ』に負けずとも劣らないリニアなステアフィールで、ハンドリングもかなりスポーティです。エンジンルームを覗き込むと、1.5リットルエンジンが低めに搭載されていることも相乗効果を発揮してくれているのか、重心高が低くて全高の高さをまったく感じさせません。乗り心地は少々カタメですが、イヤミのないカタサ。日常使い+αの新しいライフスタイルを演出してくれること間違いナシでしょう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

竹岡圭|モータージャーナリスト・タレント
「クルマ&カーライフは楽しくなくっちゃネ!」をモットーに、さまざまな媒体で「喋って・書いて・走って」を実践する女性モータージャーナリストとしてカーライフ全般を女性の視点からレポートする。モータースポーツでも、耐久レースやラリーレイドなど数々のレースに参戦するなど、硬軟幅広く携わる。日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J.)理事、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

《竹岡圭》

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