パナソニック、スペインのフィコサと資本・業務提携で合意…電子ミラー事業から

自動車 ビジネス 企業動向

パナソニックは、スペインの自動車用ミラーサプライヤーであるフィコサ・インターナショナルと資本業務提携することで合意したと発表した。

資本提携の一環としてパナソニックは、フィコサによる第三者割当増資を引受けるとともに、フィコサの筆頭株主であるフィコサ・インバージョンが保有するフィコサ株式の一部を取得して、発行済株式総数の49%を取得する予定。

パナソニックとフィコサは、両社が保有する映像技術・ノウハウとパナソニックの持つ映像技術、フィコサが保有するミラー技術、実績を融合して快適で安全な運転をサポートする電子ミラー事業の早期立ち上げを目指す。

ADAS(先進運転支援システム)分野を含めた包括的協業に発展させることも視野に入れている。

また、パナソニックは、将来的に過半数を超える株式の取得や、技術面での提携強化について検討を継続する。

今回の提携では、フィコサが保有する欧米自動車メーカーへの販売力を活用し、パナソニックのディスプレイオーディオなど、車載マルチメディア機器や車載用デバイス事業拡大を加速させるクロス販売活動が含まれる。フィコサは、特に日系自動車メーカー向けビジネスに強いパナソニックを活用し、カメラ洗浄システムやテレマティックス制御ユニット、電子シフターなどの特徴ある製品の販売を促進していく。

両社は関係当局などの承認を経て2015年3月末までに資本業務提携を開始することを目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
  3. フォークリフトや特殊車両向けドリンクホルダー、サンワサプライが発売
  4. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  5. 『フォードGT』生産終了へ、最後のモデルは67台限定のサーキット専用車
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る