「ずっとポルシェと戦っている」…ポルシェジャパン黒坂会長

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写真、蛯原友里さん、ポルシェジャパンの黒坂登志明会長
写真、蛯原友里さん、ポルシェジャパンの黒坂登志明会長 全 2 枚 拡大写真

ポルシェジャパンの黒坂登志明会長は9月30日、タグ・ホイヤーが自動車業界への貢献者を表彰する「2014年度ジャパン・モーター・レーシング・ホール・オブ・フェイム」を受賞した。受賞コメントで、黒坂氏はこれまでを振り返り「私はずっとポルシェと戦っている」と明かした。

今回、同賞の「企業人部門」を受賞した黒坂氏は、ポルシェジャパン設立前の日本総代理店ミツワ自動車時代から約30年間、日本のトップを続けてきた。

黒坂氏は「ポルシェの原則は世界に一つ。しかし日本はドイツではなく原則通りにやっていても上手くいかない。それをドイツ人に知らせるというのが私のチャレンジだった。結果、30年前に年間販売が400台だったものが、30年後に年間5000台になりった。原則はあってもやり方はこちらに任せてもらう、その連続であった」と振り返った。

これまでの功績について、黒坂氏はポルシェの副社長から、「お前の言っていることはよくわからない。でも不思議と結果がついてきて達成している、だからお前は正しいんだな」と言われたといい、今回の受賞理由の一つとなるカレラカップについては「スポーツカー文化を日本に根付かせることを目的に続けているもので、日本の自動車メーカーではできにくいこと。そういった努力を続けてきた」と話した。

今回の受賞について、黒坂氏は「一台売ったら一円でも儲けるビジネスマンとしての根性にプラスして、自分自身も文化的な貢献ができるようなりたい。この賞はそういった方向への一歩となりそうです」とこれからの意気込みを語った。

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