フランスの自動車大手、ルノーは10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー14において、新型『エスパス』を初公開した。
エスパスは、ルノーの最上級ミニバン。現行エスパスは4代目モデルで、2003年に登場。すでにデビューから10年が経過しており、モデルチェンジのタイミングを迎えていた。
ルノーは2013年9月、フランクフルトモーターショー13にコンセプトカーの『イニシャル パリ』(『Initiale Paris』)を出品。その市販版として、パリモーターショー14で発表されたのが、新型エスパス。
ルノーは新型エスパスを、ミニバンではなくクロスオーバー車に位置付け。先代よりも全高を低くしながら、最低地上高は引き上げられた。また、新型エスパスは、ルノーの新世代モジュラー車台、「CMF」を最初に採用。車両重量は先代比で、最大250kg軽い。
室内は、2列シートの5名乗りと、3列シートの7名乗りを設定。シートをワンタッチで格納できる先進のシステムを採用する。パノラミック・ウインドスクリーンが標準。ダッシュボードには、新開発の8.7インチのタブレット型端末を用意。最新のインフォテインメント、「Rリンク2」に対応する。
搭載エンジンは、「エナジー」と命名。ガソリン1、ディーゼル2の合計3ユニットを設定する。「EDC」と呼ばれるシフト・バイ・ワイヤのATと、MTが選択可能。4輪ステアリングの「4コントロール」も採用している。