エボラ出血熱患者に、富士フイルム関連企業の薬が活躍

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エボラ出血熱ワクチン使用来年にも
現在、西アフリカで猛威を振るっているエボラ出血熱ですが、年明けにワクチンが一般患者に投与できる見通しをWHOが示しました。

使用が検討されているワクチンは2種類ですが、英製薬大手グラクソ・スミスクラインと米国立衛生研究所(NIH)が共同開発したワクチンは年明けまでに1万人分を確保できる見通しです。

WHOは、ワクチンの安全性を確認した上で、11月にも医療関係者に使用を開始して、年明けには一般の患者にも使用を開始したい考えですが、WHOのキーニー事務局長補はワクチンの安全性について「サルへの実験では非常に良い結果が得られているものの、サルは人ではない」(産経ニュースから引用)と慎重な構えです。

安全性が確認できてからの、一般患者への投与にはなりますが、感染をしている患者には朗報になるでしょう。

(画像はイメージです)

日本からも薬を
日本でも富士フイルム株式会社グループの富山化学工業が開発した抗インフルエンザウイルス薬をエボラ出血熱の患者に投与したことが26日に発表されました。

投与された薬は、抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」で、エボラ出血熱のために開発されたものではないのですが、仏政府から日本政府にアビガン錠の提供が要請されました。

エボラ出血熱に感染した患者に投与するのは初めてですが、19日からフランス人女性に他の未承認医薬品と共に投与を開始して25日時点でアビガン錠を服用しています。

アビガン錠は日本で今年3月にインフルエンザの治療薬として承認されました。

エボラ出血熱ワクチン本格使用

《アフリカビジネスニュース》

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