【インターモト14】積極的な市場喚起へ「上向いてきている」…ドイツ二輪車工業界専務理事

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左からケルンメッセ代表のゲラルト・ボーズ氏IVM代表のハイナー・ファウスト氏、IVMの専務理事のライナー・ブレンディッケ氏
左からケルンメッセ代表のゲラルト・ボーズ氏IVM代表のハイナー・ファウスト氏、IVMの専務理事のライナー・ブレンディッケ氏 全 8 枚 拡大写真

偶数年に隔年で開催される「INTERMOT( 国際モーターサイクル・スクーター見本市、International Motorcycle, Scooter and Bicycle Fair)」が、ケルンで開催された。初日のプレスデーでは、各メーカーの発表会に先立ち、報道関係者向けカンファレンスが行なわれた。

カンファレンスでは向かって左から、ケルンメッセ代表のゲラルト・ボーズ氏、IVM(ドイツの二輪車工業会)の代表を務めるハイナー・ファウスト氏、IVMの専務理事、ライナー・ブレンディッケ氏が並び、これまでの活動などについてスピーチを行なった。

ボーズ氏はケルンショーが今年、50周年を迎えたことに触れ、ファウスト氏は市場がIVMの活動によって上向いていること、将来の発展について言及。そしてブレンディッケ氏は、旧東ドイツの3つの州で原付免許を15歳で取得できるモデル施行を行っていること、また新しいバイク世代がインターネットを介して成長していることを前提とした活動に触れた。

インターモトでは、00年後半期に落ち込んだドイツのバイク市場を回復させるべく、若年層がバイクに接するイベントを開催してきた。今年のカンファレンスでは60~70年代の日本製バイクも並べたほか、同じく50周年を迎えるヤマハ・ドイツの歴代モデルの展示会場を設け、ロンドンのエースカフェを再現するなど、熟年ライダーが楽しめる企画も盛り込まれた。

単なる新商品発表のトレードフェアではなく、市場喚起への想いが込められた印象のインターモトだ。

《和歌山 利宏》

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