ひたちなか海浜鉄道のキハ222、12月に最後の一般運用

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キハ222が湊線を走る姿をデザインした、ひたちなか海浜鉄道のウェブサイト。12月に開催されるイベントでの運行が最後の一般運用になる。
キハ222が湊線を走る姿をデザインした、ひたちなか海浜鉄道のウェブサイト。12月に開催されるイベントでの運行が最後の一般運用になる。 全 3 枚 拡大写真

茨城県ひたちなか市内の湊線を運営しているひたちなか海浜鉄道は12月6日、キハ22形222号の感謝イベント「ありがとうキハ222」を開催する。開催時間は10時から15時まで。当日はキハ222を一般運用で運行するほか、「夜汽車の雰囲気を楽しめる列車」としても運行する。

また、那珂湊駅と阿字ヶ浦駅でキハ222限定グッズの販売や、鹿島臨海鉄道・銚子電気鉄道・真岡鐵道・会津鉄道などによる物品販売を行う。湊線グッズの購入者には、当日オリジナルの乗車証明書を限定1000枚でプレゼント。湊線1日フリー切符購入者にも先着1000人にオリジナルシリコンバンドをプレゼントする。このほか、事前申込制のイベントとしてキハ222の車両清掃体験・記念撮影を実施する予定だ。

ひたちなか海浜鉄道のキハ22形は、1960年から1966年にかけて3両(キハ221~223)が製造された、羽幌炭鉱鉄道の気動車。運転台窓に旋回窓を採用しているのが特徴となっている。羽幌炭鉱鉄道の廃止に伴い、湊線を運営していた茨城交通が3両全車を譲り受けた。

3両のうちキハ221は茨城交通時代に廃車となり、既に解体されている。キハ223は、湊線の運営がひたちなか海浜鉄道に移った後の2009年に運行を終了。現在は埼玉県内で保存されている。最後に残ったキハ222も、現在は一般運用車両からは外されている。ひたちなか海浜鉄道によると、今回の感謝イベントでの運行が最後の一般運用になる予定という。

《草町義和》

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