【WEC 第5戦】一貴、デュバル、ウェバーが登場…週末の意気込みを語る

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WEC「6Hours of Fuji」プレスカンファレンスの様子
WEC「6Hours of Fuji」プレスカンファレンスの様子 全 6 枚 拡大写真

今年も富士スピードウェイで開幕したFIA世界耐久選手権の第5戦「6 Hours of Fuji」。フリー走行が行われた10日に各クラスの主要ドライバーが集まりプレスカンファレンスが行われた。

今年は最高峰のLMP1クラスに注目が集まっており、前年までのアウディ、トヨタに加えポルシェ『919ハイブリッド』が2台エントリーし激しい三つ巴のバトルが展開されている。記者会見にもトヨタから中嶋一貴、アウディからロイック・デュバル、ポルシェからマーク・ウェバーが出席した。

昨年、一昨年とトヨタのお膝元で勝利を挙げている中嶋。ただ昨年は雨天によりセーフティーカー先導のまま途中終了と不完全燃焼に終わってしまっているだけに、今年はしっかり6時間戦い切って再び優勝を勝ち取りたいところだ。

「まずは、また地元富士に戻って来られて嬉しいです。我々にとってホームコースだし、過去にも良い結果を残せられています。ただ昨年は内容が残念なものになってしまいましたけど、今年は今のところ台風の影響も少ないようなので、ファンの皆さんにも楽しんでもらえる週末になればと思います。」

「前回のオースティン(第4戦)は出場していないので、どのような勢力図になるかは分からないけど、我々のペースも良いので、ライバルと互角に戦えるように頑張りたいです。」

日本人として初めてル・マン24時間レースでポールポジションを勝ち取った中嶋一貴。しかし、決勝ではトップ快走中にトラブルでリタイアを余儀なくされてしまった。そのリベンジをここ富士で果たすことができるのか。非常に楽しみだ。

また中嶋と同じように現在は全日本選手権スーパーフォーミュラに参戦。日本にもファンが多いロイック・デュバルは「日本は僕にとって第2の故郷と言える場所ですし、このサーキットでも良い思い出はたくさんあるので、是非とも週末は最高の形で終わりたい。アウディにとってWECで唯一勝てていないサーキットでもあるので、期待も大きい。それに応えられる週末にしたい。」とコメント。ル・マン5連覇の偉業を成し遂げたアウディ勢が、週末どのような走りをみせてくれるのか注目だ。

そして今年からLMP1クラスに参戦しているポルシェ勢。代表して出席しマーク・ウェバーは2007・2008年にF1で富士を走った経験がある。「強豪ぞろいのLMP1の中でポルシェとしては初めて走る富士。まだフリー走行の段階では全てを把握するのは難しいと感じている。これまで多くのスポーツカーレースが行なわれてきた富士で再びポルシェが最高峰クラスで走り、その一員であることが凄く光栄に思う。アウディとトヨタは経験と地元の利があるように思うけど、ベストを尽くして勝負していきたい。」

開幕戦から3メーカーによる激戦が続いているLMP1クラス。特に前回のオースティンではポルシェも優勝争いに加わるなど、熾烈なバトルが繰り広げられた。果たして、今週末はどんなレースになるのか。12日(日)11時00分に6時間耐久レースのスタートが切られる。

《吉田 知弘》

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