米国市場での販売が好調な三菱自動車。同社が米国市場において、およそ16万台のリコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。
これは10月10日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。「三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカから、5車種に関するリコールの届け出を受けた」と公表している。
今回のリコールは、エンジン部品の不具合によるもの。NHTSAによると、三菱の4B1型エンジンに使われている部品が摩耗することで、ベルトが外れ、走行中にエンジンが停止する恐れがあるという。
リコールの対象となるのは、2008-2011年モデルの『ランサー』(日本名:『ギャランフォルティス』)『ランサーエボリューション』『アウトランダー』、2009-2011年モデルの『ランサースポーツバック』(日本名:『ギャランフォルティススポーツバック』)、2011年モデルの『アウトランダー スポーツ』(日本名:『RVR』)。合計で16万5923台が該当する。
三菱モータースノースアメリカでは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店で点検を行い、部品を交換するリコール作業を行うとしている。