クライスラーグループ、全世界で90万台をリコール…火災の恐れ

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現行クライスラー300/300C
現行クライスラー300/300C 全 3 枚 拡大写真

米国の自動車大手、クライスラーグループは10月16日、2件の不具合により、全世界でおよそ90万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。

1件目の不具合は、オルタネーターの不具合によるもの。クライスラーグループによると、オルタネーターが突然停止し、パワーステアリングやブレーキブースターなどが使えなくなる。さらに、エンジンも止まり、オルタネーターから火災が起きる可能性があるという。

リコールの対象車種は、3.6リットルV型6気筒ガソリンエンジン搭載車の電動パワーステアリング仕様車。2011-2014年モデルのクライスラー『300』とダッジ『チャージャー』『デュランゴ』、2012-2014年モデルのジープ『グランドチェロキー』。全世界で合計約47万台をリコールする。

2件目の不具合は、ワイヤーハーネスの不具合によるもの。電動ドアミラーのワイヤーハーネスが過熱し、火災に至る恐れがある。リコールの対象車種は、2012-2013年モデルのジープ『ラングラー』。全世界で約43万7000万台をリコールする。

なお、クライスラーグループでは、「2件の不具合に起因した事故や負傷者の報告は受けていない」と説明している。

《森脇稔》

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