フランスの自動車大手、PSA(プジョー シトロエン)と東風汽車(DFG)の中国合弁、東風プジョーシトロエンは10月16日、中国で4番目となる工場の建設を開始した。
PSAは2013年12月、米国の自動車最大手、GMとの資本提携を解消。その後、新たなパートナーとの提携を模索してきた。そして2014年2回、PSAは、東風汽車との資本提携の道を選んだ。
東風汽車は、中国の自動車メーカー第2位。東風汽車はPSAをはじめ、日産自動車やホンダと合弁会社を設立。各ブランドの中国向け車両を、現地生産している。東風汽車は、同じくフランスの自動車大手、ルノーとも、合弁会社を設立することで合意。
東風プジョーシトロエンの中国4番目の工場は、中国四川省の成都市に立地。2016年後半に操業を開始する予定で、SUVやMPVの生産工場となる。新工場が稼働すれば、東風プジョーシトロエンの中国年産能力は、36万台に拡大する。
新工場の起工式には、PSA取締役会のカルロス・タバレス会長が登壇。「成都工場の建設が、PSAの中国事業の進展のキーステップになる」とコメントしている。