ダイハツディーゼル、DE-18型エンジン+SCR装置がNOxティアIII適合を確認

船舶 企業動向

ダイハツディーゼルは、守山工場で世界の主要船級協会が立会のもと、「DE-18型エンジン+SCR装置」システムでNOxティアIII鑑定を受検し、NOx排出値が規制値に適合していることを確認したと発表した。

同社は昨年11月、エンジン+SCR装置のNOx鑑定を受検し、NKとDNVから世界初のSOC(ステートメント・オブ・コンプライアンス)証書を受領した。今回、同型エンジン全ての仕様に対応したファミリーとして受検した世界初となるもの。

2016年1月1日以降の建造船について国際海事機関(IMO)のNOx第三次規制が北米、カリブ海ECA海域に適用される。同規制は、第一次規制比80%のNOx削減が義務付けられており、エンジン単体での対応が難しいことから後処理装置が必要。

今回実施した「ディーゼルエンジン+SCR装置」方式で承認を受けた場合、初回検査時の船上でのNOx計測が不要となる。同社は選択触媒還元方式脱硝装置(SCR装置)について、日本舶用工業会事業「スーパークリーンマリンディーゼルの研究開発」に参画している。

また、日本海事協会、川崎汽船、ジャパン・マリンユナイテッドとの共同研究で、8600TEU型コンテナ船における長期の実船実験を行っている。

同社では今後、同社エンジン全ての機種に対応するSCR装置のNOxティアIII鑑定を順次受検し、承認を受けたSCR装置をエンジンとセットで販売する。

《レスポンス編集部》

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