BASF、日本に素材・デザイン開発拠点「デザインファブリーク東京」設立…ドイツに次いで二番目

自動車 ビジネス 企業動向
BASFデザインファブリーク東京設立
BASFデザインファブリーク東京設立 全 8 枚 拡大写真

BASFは10月23日、エンジニアリングプラスチックイノベーションセンター(神奈川県横浜市)に併設する形で、同社が扱う素材とデザインに関する用途開発の促進や、アイディアを提供するデザインプラットフォーム、「デザインファブリーク東京」を開設した。

【画像全8枚】

BASFジャパン副社長執行役員の瀬畑一茂氏によると、「エンジニアリングプラスチックイノベーションセンターは、2012年にエンジニアリングプラスチックという素材や機能面から、日本のお客様と市場に対してイノベーションを発信する活動を行っている」と説明。

そこに併設されたデザインファブリーク東京は、「これまでは、機能や材料面からお客様にアプローチをしていた。しかし、日本市場が成熟してきている中で、デザインに対しての価値が重くなってきている。そこで、化学メーカーであり、素材メーカーであるBASFとして、どのような価値を創出することができるかを主眼に置いて開設した」と話す。

このデザインファブリークはドイツに次いで日本は2番目の拠点だ。瀬畑氏は、「“fabrik”とはドイツ語で工房を意味し、小さな空間でもあることからデザイン工房という位置づけだ。ここで、日本のお客様やデザイナーと連携を取りながら、どのように価値を創造していくかを働きかけていきたい」という。

BASFは現在、化学品、高性能製品、機能性材料、農業関連製品、石油・ガスという切り口で、事業部を運営している。「このアプローチでは、それぞれの製品、素材としての機能をどのように売っていくかという活動が中心だ」と瀬畑氏。

そこで日本では、「2009年からこの活動に加え、お客様や市場、産業のニーズをしっかりととらえて活動しようと、大きく5つのコアの産業(自動車、建設、電気・電子分野、包装材、医薬品)を設定し、そこに対して事業部を横断する形で、アプローチを続けている」とし、デザインファブリーク東京も同様に、「初期段階は自動車を中心に、日本の持つ価値、市場における価値観の変化をしっかりととらえ、発信していく」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 150万DLでも終了へ…パイオニア「COCCHi」が約3年で幕を閉じる本当の背景
  2. 次期スズキ『ソリオ』は“走り”で逆襲! 新世代HEV採用で2027年以降登場か?
  3. ドア&エアコン付きゴルフカート、国内初の100台規模導入…アコーディア・ゴルフとPGM
  4. 【マツダ CX-80 900km試乗】人馬一体と重厚感は両立するのか?「高級SUV」としての使命とは[後編]
  5. 『RAV4』60系専用「LED増設ラゲッジランプ」発売、無段階調光&メモリ機能も搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. 中国サプライヤーが日本市場へ本格攻勢、“長期戦略”と“チャイナスピード”両立する「DESAY SV」次の一手とは
  5. トヨタ・モビリティ基金、欧州水素地域イニシアチブ始動…最大5地域を支援
ランキングをもっと見る