自動運転車の理想は「カーズ」や「アイアンマン」…EDデザインのねらい

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EDデザイン、MAAL(モバイル・オートノマス・オートモービル・ラボラトリー)を開始計画を発表
EDデザイン、MAAL(モバイル・オートノマス・オートモービル・ラボラトリー)を開始計画を発表 全 4 枚 拡大写真

EDデザインは、自律走行車を実験・開発するためのコンソーシアム、MAAL(モバイル・オートノマス・オートモービル・ラボラトリー)を開始計画を発表。将来的にはコンセプトカーを作成する。そしてそこには自動運転に必要のないステアリングは廃するという。

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同社CEO兼デザインディレクターのマイケル・ロビンソン氏によると、「ステアリングがあることで、ドライバーは自らコントロールしたいと考えてしまう。そこで、自動運転に特化するためになくしてしまうのだ」と説明。しかし、一方でロビンソン氏は懸念も示す。「ステアリングがないために自らコントロールするというセクシーでエキサイティングなことがなくなり、クルマがただの白物家電化してしまうリスクがあるのだ」という。

そこで、ロビンソン氏は「ステアリングよりセクシーなものは何かを考えた。その結果、アメリカンコミックの“アイアンマン”だと思った」と話す。「つまり、こういうおもちゃをたくさんクルマの中に入れたいと思っている。既にサイエンスフィクション的な技術はあるので、それらをクルマの中で使えるようにしたい」と述べる。

そして、もうひとつ、「ステアリングがないということは、クルマ自身がちゃんと道路を自律的に走らなければいけない。そこで、VPA(バーチャル・パーソナル・アシスタント)、デジタルな運転手を設定する。つまり、自動的にクルマも運転してくれ、かつ、乗員と会話もするものだ」とロビンソン氏。

VPAの役割は、「人間と機械のやり取り、機械と機械の間のやり取り。それから、人間と人間の間のやり取りだ」。まず人と機械のやり取りは、「人は様々な情報を持っているので、例えば、拡張現実などを使って情報を機械に与える。そうすることで、機械はよりインテリジェントになり、この二つがどんどん融合することができる」

そして、機械同士では、「ディズニーの“カーズ”のように、クルマ同士がやり取りをする。そうすることで、ドライバーを介せずに、事故を避けたりすることが可能なのだ」とした。

ロビンソン氏がVPAの役割として最も“クール”だとするのが人と人との間のインターフェイスだ。「例えばジェーンのVPAがジョンのVPAに対して、実はジェーンはジョンのことが好きなんだよというと、ジョンのVPAが、じゃ、ジョンにそれをいっておくよと、VPA間のやり取りが可能となる。そういったソーシャルなインターアクションが変わっていくだろう」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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