馬サイムダービー、MRT延伸を働きかけ

エマージング・マーケット 東南アジア

サイム・ダービーは、子会社のサイム・ダービー・プロパティが開発中のタウンシップ「エルミナ」までマイラピッド・トランジット(MRT)の路線を延伸するよう政府に働きかけている模様だ。

公共陸運委員会(SPAD)に対して、スンガイ・ブローとカジャンを結ぶ1号線の「エルミナ」までの延伸を求めるという。1号線の工事は2011年7月に開始している。2号線はセラヤンとプトラジャヤを結ぶ線で、コストは約230億リンギ。来年工事が開始される予定だ。

「エルミナ」はガスリー・コリドー高速道路沿いで開発されているタウンシップで、総開発価値(GDV)は250億リンギ。「エルミナ」は、ブキ・ジェルトンやコタ・エルミナ、ラゴン・マス、ブキ・ラゴン、カンプン・クブ・ガジャ、カンプン・ムラユ・スバンなどが含まれる「セランゴール・ビジョン・シティ(SVC)」の一角を占めている。18年間をかけて開発が進められる予定で完成時の人口は15万人となる見込み。

SPADは、サイム・ダービーからの要請を受けて実現可能性調査を行うと見られている。計画の実行が決まった際にはMRTコープが建設工事を実施する。延伸に係るコストは1キロメートル当たり2億5,000万から3億リンギで、全体で20億-30億リンギと見積もられている。サイム・ダービーが土地を提供すると見られている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、10月28日)

千田真理子

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