東芝、インド気象庁から気象レーダーを受注…海外からは初

宇宙 企業動向
東芝、インド気象庁から気象レーダーを受注
東芝、インド気象庁から気象レーダーを受注 全 1 枚 拡大写真

東芝は、インド気象庁が同国ジャム・カシミール州スリナガルに設置する気象レーダーを受注した。インド原子力エネルギー庁傘下の国営企業ECILを主契約者とした共同契約となる。

東芝が日本国外で気象レーダーを受注したのは初めてで設備は2015年1月に納入する予定。

今回受注したのは、X帯の固体化気象レーダーで、電波の強度、位相や偏波など多くの項目を測定することにより、半径80kmの範囲で高精度に雨量や風速などの観測が可能。設備全体は、従来の電子管を用いた気象レーダーと比較し、体積を75%、消費電力を90%削減する。

東芝は、インドでECILと2012年8月から気象レーダー事業で提携している。今回、東芝の日本国内での納入実績や現地で据付作業などを担当するECILとの共同提案が評価され受注を獲得した。

東芝はこれまで、国内では国土交通省や大学研究機関向けに固体化気象レーダーの納入実績を持つほか、大阪大学や、情報通信研究機構と共同で、従来の約20倍の速さで観測が可能となる「フェーズドアレイ気象レーダー」の開発に世界で初めて成功している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. ホンダ『ヴェゼル』の「RS」グレードを先取り!? インドネシアで新型『HR-V』発売
  4. 史上最強のVW『ゴルフGTI』、6月20日デビューを予告
  5. 制限高さ1.85mの低いガード、元は道路ではなかった?…南千住~北千住
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る