【スバル レガシィ 新型発表】「レガシィとは何か」…変わったものと変わらないもの

自動車 ニューモデル 新型車
スバル レガシィ アウトバック リミテッド
スバル レガシィ アウトバック リミテッド 全 15 枚 拡大写真

スバルは『レガシィ』をフルモデルチェンジし6代目に進化させた。新型はこれまでの機能価値の向上に留まらず、情緒的価値を大幅に磨き上げたという。

富士重工業スバル商品企画本部上級プロジェクトゼネラルマネージャーの内田雅之氏は、「レガシィは1989年に登場して25年。モデルチェンジを重ねるたびにその姿は常に変化をし続けてきたが、その根幹に流れるクルマ作りの姿勢は何ら変わることはない」と話す。

それは、「クルマが乗る人の生活を豊かにするパートナーとして欠かすことのできない存在になること。このことをそれぞれの時代のレガシィに共通する、普遍的な価値として連綿と受け継いできた」という。

6代目となる新型レガシィの開発は、この普遍的な価値を前提に、「新時代のレガシィにユーザーは何を求め、期待しているのか。この時代のユーザーの生活をより豊かにしてもらうために、スバルの、そしてレガシィの役割とはいったい何なのか。このことを真剣に考えて、その答えを見つけることが、新型レガシィの開発そのものだった」と述べる。

「その結果、たどり着いた答えは、まずスバルの得意としてきた安全性や走行性などの“機能的価値”の向上だ。そしてそれだけに留まらず、デザインやインテリアの質感、更にレガシィ本来の持ち味であった走りの部分においても、その走りの質感を徹底的に高めて、ユーザーの感性に響く“情緒価値”を磨き上げることだった」と内田氏。

「あらゆる質感を高めてもともと持っている高い機能と融合させることで、このレガシィがこれからのユーザーのライフスタイルをより豊かに演出するパートナーとして、そして充実した人生を共に歩んでいくクルマとして存在する。このことを目指して開発してきた」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る