JAL、国際線旅客好調で増収ながら営業減益…2014年9月中間決算

航空 企業動向
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日本航空(JAL)が発表した2014年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比3.1%減の928億円と減益。羽田国際線拡張で増益となった全日本空輸と比べて対照的となった。

売上高は同3.7%増の6837億円と増収となった。国内線旅客が同1.4%減と減収だったものの、羽田空港の国際線発着枠拡大に伴って、昼間時間帯に新たに羽田~ロンドン、パリ、シンガポール、バンコク線の運航を開始したことなど、旺盛な海外発需要、日本発ビジネス需要に支えられ国際線旅客が同5.3%増と伸びた。国際・国内貨物は、特に北米向け需要が伸びる中、日本発の自動車関連需要などを積極的に取り込むと同時に、レベニューマネジメントを強化、生鮮品など三国間の経由貨物も効率的に取り込むことで同5.6%増と増収だった。

経常利益は同1.7%増の916億円、当期純利益が同2.0%減の803億円だった。

通期業績見通しは修正した。売上高は旅行売上が円安影響で計画を下回っていることなどから前回予想より100億円マイナスの1兆3400億円となる見込み。

収益では、燃油市況下落の影響や、コスト削減効果が想定を上回るため、営業利益は前回予想から200億円増の1580億円、経常利益が200億円増の1550億円、純利益が200億円増の1350億円に上方修正した。

《レスポンス編集部》

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