札幌市東豊線の新型車両、来年4月から運転開始

鉄道 行政
外観が完成した東豊線9000形。2015年4月下旬頃の営業運転開始を予定している。
外観が完成した東豊線9000形。2015年4月下旬頃の営業運転開始を予定している。 全 4 枚 拡大写真

札幌市交通局は10月31日、地下鉄東豊線に導入する新型車両「9000形」の車両外観が完成したと発表した。2015年4月下旬頃から営業運転を始める。

9000形は東豊線の可動式ホーム柵設置事業にあわせ、老朽化した従来車の置換用として計画された新型車両。従来車両の台車や連結器の一部を再利用することでコストの低減を図っている。

自動列車運転装置(ATO)とワンマン運転に対応しており、各車両に車椅子スペースを設けるなどユニバーサルデザインを導入。非常はしごを編成両端の先頭車のほか中間車にも設置するなど、安全対策を強化した。また、LED車内照明やVVVFインバーター制御装置を採用して省エネルギー化を図る。

交通局によると、外観のコンセプトは「爽やかでシンプルなデザインとし、親しみがもてる外観」。白を基調とし、東豊線のラインカラーであるスカイブルーを扉部に施した。デザインの決定に際しては、札幌市立大学デザイン学部の学生と交通局の若手職員による意見交換会を実施し、各デザイン案の印象評価や改良点の意見を出し合ったという。

9000形は現在、車内設備の組立が進められており、12月中旬頃には車両基地に搬入。走行試験などを実施し、2015年4月下旬頃の営業運転開始を予定している。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る