マレーシア航空へのTOB、臨時総会で承認 

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア航空(参考画像)
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親会社である政府系カザナ・ナショナルによる株式公開買い付け(TOB)提案の是非を巡って、マレーシア航空(MAS)は6日に臨時総会を開催、株主の93%の賛成多数で承認された。

これでカザナ主動の再建計画が第一歩を踏み出すことになる。

発行済み株式の69.37%を所有するカザナが、残余株を1株27センで買い取る。5日の終値は26センで若干のプレミアムをつけた。EGMに先駆けて少数株主の利益保護を図る少数株主ウオッチドッグ・グループ(MSWG)は、27センが望ましいとしていた。臨時総会には約1000人の株主が出席、うち560人あまりが少数株主だった。一部の株主からは買取り価格が安すぎるとの声も上がった。

MASは2013年第1四半期(1-3月期)決算で3四半期ぶりに赤字に転落。同年通年は純損失が前年比で2.7倍となる11億7369万リンギに拡大した。経営難から抜け出せない中、MH370便失踪事件、ウクライナ上空におけるMH17便撃墜事件でさらに経営が悪化。今年上半期決算では、純損失が前年の4億5481万リンギから7億5043万リンギとなり赤字が拡大した。

カザナが今年8月に発表した再建計画は、60億リンギの資本注入、全従業員の30%にあたる6000人の人員削減、路線見直し、本部移転など全12項目に渡っており、3年後の2017年の黒字回復を目指すとしている。カザナが全額出資子会社化していったん上場を廃止。2015年7月1日付けで新会社を発足させ、3~5年後をめどに再上場する。

伊藤 祐介

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