ロールスロイス、日本で販売好調「自分で運転する人も増えている」

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ロールスロイス・ゴーストシリーズII
ロールスロイス・ゴーストシリーズII 全 8 枚 拡大写真

ロールスロイスは日本市場が2014年上半期、前年同期比147.9%と好調であるとアピール。その要因は販売店増強と同時に、モデルラインナップが市場に受け入れられていると分析する。

「日本はアジアパシフィック地域の中で最も強固な市場だ」とは、同社アジア太平洋支社アジア太平洋ゼネラル・マネージャーのマイケル・シュナイダー氏の弁。「昨年から引き続き非常に好調で、今年も成長が期待できる」と述べる。これは、「日本のユーザーが我々のモデルラインナップを受け入れており、なおかつ、そのクルマを楽しんでくれているからだ」と話す。

「特に昨年発売した『レイス』は好評で成功している1台だ。色使いも大胆で2トーンに人気がある。これまでのロールスロイスのイメージはコンサバティブだったが、レイスはダイナミックさを強調しているので、保守的な部分の色合いが薄まり、とてもうまくいっている成功例だと思う」という。

「もちろん我々はヘリテージに非常に誇りを持ち、ユーザーもそれが重要だということは理解している。従って、今後はコンサバティブで、保守的な部分を減じるのではなく、若干の変更を加えながら、もっとダイナミックでモダンで、かつ、コンテンポラリーな要素を全モデルに取り入れていく。つまり、ヘリテージは維持しながら、モダンでコンテンポラリーな部分を強調していきたい」と今回のゴーストシリーズIIを含めた今後の傾向を語る。

最後に、日本のユーザーの特徴についてシュナイダー氏は、「運転手つきでクルマに乗ることを楽しんでいることはもちろん、最近では、自分で運転することを楽しむユーザーが増えている」と説明した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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