三井物産、ブラジルの鉄道事業に参入…現地インフラ会社と合弁

鉄道 企業動向

三井物産がブラジルの鉄道事業に参入する。同社とブラジルのオデブレヒト・トランスポート(OTP)は11月6日、都市交通分野の独占的営業事業(コンセッション)と官民共同事業(PPP)を共同で推進することで合意。関連する契約を締結した。

OTPはブラジルの大手複合企業「オデブレヒト」の子会社。同国の鉄道・道路・空港などのインフラ事業を保有・運営している。

三井物産が11月7日発表したところによると、三井物産の投資子会社が40%、OTP子会社が60%出資する合弁会社を設立。OTPが現在保有・計画中のリオデジャネイロ州近郊鉄道とサンパウロ地下鉄6号線、リオデジャネイロ軽量軌道交通(LRT)、ゴイアニアLRTを合弁会社に移管して建設・運営するとともに、今後ブラジルの主要都市における新規事業の開発・投資を行う。

三井物産は1990年代以降、米国や欧州、ブラジル、ロシアで鉄道車両リース事業を展開しており、2014年にはブラジルで一般貨物輸送事業に参画している。都市交通のコンセッション・PPP分野に本格参入するのは今回が初めて。同社はOTPとの合弁により「ブラジルで喫緊の課題となっている都市交通インフラ網の整備、及び旅客の安全・安定輸送に貢献すると共に、本邦の鉄道事業者やメーカーが強みを有する鉄道技術・ノウハウ等を有効に活用することで本事業の価値向上を図ります」としている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 希少なヒストリックカーの数々…三浦半島に集まる名車たち@ソレイユの丘
  2. メルセデスベンツ『GLC』新型、最終デザインを入手! ハイエンドモデルにはV8か
  3. ベリーサの再来か、次期マツダ2か? マツダ『X-COMPACT』の正式発表を待ち望む声続々
  4. 【スズキ アドレス125 試乗】扱いやすさ&快適性は星5つ!“軽快125”の新スタンダード…伊丹孝裕
  5. 日産『GT-R』次期型はいつ登場? ハイブリッドスポーツとして最速2027年発表か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る