経済産業省は、ロシアで技術実証衛星「ASNARO-1」の打ち上げに成功したと発表した。
経産省では、日本の宇宙産業の国際競争力を強化するため、高性能で小型、低コストな人工衛星の実現を目指し、研究開発を進めてきた。今回、その技術実証衛星「ASNARO-1」が11月6日16時35分(日本標準時)、ロシア・ヤスニ射場からドニエプルロケットにより打ち上げられた。同日16時53分、人工衛星からの信号を受信した。
今後、太陽電池パドルの展開や姿勢の調整を行った後、各種の技術実証・評価を実施していく予定。これによって高性能、小型、低コストな人工衛星の技術が確立し、日本の宇宙産業が新興国を中心に拡大が見込まれる国際市場を獲得していくことにつなげる。