インドネシアの乗用車販売台数、LCGC政策効果で月平均17%増加…フロスト&サリバン

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LCGC適合車、スズキ「カリムン ワゴンR GS」
LCGC適合車、スズキ「カリムン ワゴンR GS」 全 1 枚 拡大写真

フロスト&サリバンは、インドネシアのエコカー政策「ローコスト・グリーンカー(LCGC)」が同国の自動車市場に与える影響についての分析をまとめた。

フロスト&サリバンの調査分析「インドネシアのローコスト・グリーンカー(LCGC)政策とその影響の戦略的分析」によると、2013年のLCGC政策導入後、インドネシアにおける自動車販売台数は増加し、国内自動車市場の成長へとつながっている。同社の分析によると、LCGC政策導入後の2013年9月から2014年5月までの9か月間で、インドネシアにおける自動車(乗用車)販売台数は、月平均で約17%増加した。

インドネシアで導入されたLCGC政策を一部の要素に含む低炭素排出(LCE)政策では、環境にやさしいエコカー技術を対象とする一方で、電気自動車(EV)を除外。タイやマレーシアにおける同様のエコカー政策と比較すると、インドネシアのLCE政策はエコカー技術を推進する一方で、主に国内の需要拡大と車社会化の実現を目的としている。

同社では、政府による規制に関する優遇措置や、自動車産業による取り組みが、エコカー市場の大幅な成長へとつながっていると分析。現在、LCGC政策では5種類の車種を対象としているが、今後さらに現在の市場参加者が新たなモデルを販売するだろうと予測している。

《纐纈敏也@DAYS》

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