日本光電工業(本社・東京)は、海外生産の製品供給を加速化するため、子会社の日本光電マレーシアが製造業認可を取得すると明らかにした。
同社は中期経営計画において、医療基盤の整備など、成長が見込まれる新興国市場における事業展開強化を掲げている。新興国における事業拡大や製品供給のスピードアップを図り生産体制を強化することを決定した。新興国市場向けには群馬県の富岡工場や中国にて心電計、生体情報モニター検体検査装置の普及機を生産している。
日本光電マレーシアは、2015年の製造業許可の取得を目指す。許可取得及び医療機器登録後、生産を開始する。
日本光電は、日本、中国、マレーシアを軸に生産体制を整備し、さらなる効率化を図るとともに、グローバル生産・物流体制の強化と需要の拡大に対応する方針だ。