ヤマハ柳社長、電動アシスト自転車の駆動ユニットの欧州向け輸出を倍増へ

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ヤマハ発動機 欧州市場向け 電動アシスト自転車 駆動ユニット
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ヤマハ発動機の柳弘之社長は11月13日、2014年から本格的に再開した電動アシスト自転車の駆動ユニットの欧州向け輸出が、2015年には倍増するとの見通しを示した。

柳社長は「今年は欧州への輸出が本格的に始まり、見通しは5万台」とした上で、「来年は倍増ぐらいすると思う。欧州市場で、この商品が特に使われている国はドイツとオランダ、フランスだが、その他の国も、広がるチャンスがあるとみている」と述べた。

さらに「(供給先の)パートナーも増えていくし、パートナーごとの取引量も増えていく。今、欧州でも商品の評価が良いので、非常に満足して頂いて、もっと広げたい、もっといろんなモデルに乗せたいという要望を頂いている」と、輸出の倍増に自信をみせた。

ヤマハは2000年当初に欧州市場に駆動ユニットを輸出していたが「その当時は広がり感が現実的な確信がなかったため撤退した。しかし、それ以降になってから(他社の参入によって)どんどん広がっていったのが現状。本来であれば、ずっと続けて我々が先に先にといってやれば良かったが、会社も積極的ではなかった」と撤退の経緯を説明した。

ヤマハはこの日、電動アシスト自転車の次世代駆動ユニットとして、従来機種よりも重量で20%、容積で16%削減しながらも、同等の出力を維持した『グリーンコア』を報道陣に公開した。ただ欧州では、スポーティな車体に駆動ユニットが使われるため、モーターから後輪までの軸を短くしたものになっていることから、グリーンコアとは異なるタイプのユニットの輸出が当面続くとしている。

《小松哲也》

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