JAF(日本自動車連盟)は薄暮・夜間時の交通事故防止を目的に、ドライバーへ早めのヘッドライト点灯を呼び掛ける特設サイト「JAF Safety Light」を11月10日、公開した。
薄暮時はものが見えにくくなり、見落としを原因とする交通事故が多発する時間帯となっており、ヘッドライトを点灯して自分の存在を知らせることが事故防止に有効となる。しかし、今年8月にJAFが実施した「ヘッドライトに関するアンケート調査結果」では、早めのライト点灯が「スモールライト点灯」に留まるドライバーも多く、またその判断基準はそれぞれが感じる「周囲の暗さ」であることから「点灯タイミングが明確でないことに困る」とするドライバーが多いことが判っている。
JAFではこのような実態を踏まえ、早期ヘッドライト点灯の必要性を中心とした灯火類全般に関する知識や使い方等に関する情報提供を行う特設サイトを公開。同サイトでは、都道府県毎の日の入り時間と連動した点灯推奨時間や、過去にJAF会員向け機関誌「JAF Mate」で実施した灯火類に関するユーザーテスト結果等も取り上げている。
JAFでは今後、「ヘッドライト点灯状況全国調査」をはじめとし、灯火類全般に関する情報提供を行い、コンテンツの充実を図るとともに、全国で実施している交通安全講習会等で広く啓発を行い、薄暮・夜間時の交通事故防止を目指していく。