ANA、航空大学校に現役パイロットを教官要員として派遣へ…パイロット育成に協力

航空 企業動向
ボーイング、今後20年間のパイロットと整備技術者の需要、アジア太平洋地域が世界全体の39%
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全日本空輸(ANA)は、航空大学校と、12月1日からANA現役パイロットを教官要員として航空大学校仙台フライト課程へ派遣することで合意したと発表した。

航空需要の増大に伴う航空市場の拡大や、LCC(格安航空会社)の台頭などでパイロットが不足しており、一部航空会社ではパイロット不足による減便するケースもある。今後も中長期的に、現在主力である40代のパイロットが大量退職する時代を迎えることにより、深刻なパイロット不足が懸念されている。

ANAでは、安定的、計画的に質の高いパイロットを育成し、日本におけるパイロット養成の中心的な役割を果たしている航空大学校に対し、現役パイロットを派遣し、これまで蓄積してきた実運航の知識やノウハウを提供することで、航空会社パイロットとしての資質の定着を促すとともに、日本におけるパイロットの安定供給に貢献していく方針。

ANAは、現役の機長を航空大学校仙台フライト課程に派遣する。仙台フライト課程は、エアラインの運航形態とほぼ同様の「計器飛行方式」で訓練を実施する最終課程で、教官として学生の指導に直接携わることにより、航空会社のパイロットとして必要な能力の向上などをサポートしていく。

現役パイロットの派遣期間は、2年間の予定だが、双方のニーズを確認し、必要に応じて継続する。

《レスポンス編集部》

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