ホンダの高級車ブランド、アキュラは11月20日、米国で開催中のロサンゼルスモーターショー14において、アキュラ『ILX』の2016年モデルを初公開した。
アキュラILXは2012年2月、シカゴモーターショー12で発表。ホンダ『シビック』をベースに開発されたアキュラブランドの新たな入門車。シビックのメカニズムをベースにしながら、専用デザインのボディが与えられる。
アキュラブランドの市販車としては、初のハイブリッドが設定されたのも、ILXの大きな特徴。1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムは、北米向け『シビックハイブリッド』用がベース。
2014年6月、アキュラはILXの2015年モデルを米国で発表。ラインナップは2.0リットルと2.4リットルの直列4気筒ガソリンエンジン搭載車だけとなり、ハイブリッドは廃止された。
今回、ロサンゼルスモーターショー14で初公開されたILXの2016年型は、デビュー2年半が経過して、初の大幅改良を受けたモデル。フロントグリルやバンパーのデザインを変更し、表情を一新。ヘッドライトは、最新アキュラ車に共通する宝石のような「ジュエル・アイ」が採用された。リアは、テールランプが新しい。
インテリアは、素材の見直しにより、質感を向上。静粛性も引き上げた。安全面では、アダプティブ・クルーズコントロール、レーン・キーピング・アシスト、緊急ブレーキなどをセットした「アキュラ・ウォッチ」を用意している。