ソニーの最新アクションカム HDR-AZ1 を使ってみた

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Kinomap
Kinomap 全 4 枚 拡大写真

SONYのアクションカム「HDR-AZ1」は30%程度小型軽量になりバイクのハンドルやヘルメット、デイバッグなどに取り付けやすく、ツーリングやレースなど、アクティブな走りにより使いやすくなった。

実際に撮影し、使ってみた。

私はバイクではツーリングが主で、レースは苦手。一度、ツインリンクもてぎの耐久レースに参加したがもっとも遅い第三グルーブのしかもテイルエンドをやっとこ走る程度、上級者の実力にはただただ驚くばかり。とは言え、動画があると楽しい思い出になった筈。

また「HDR-AZ1」は「ライブビューリモコン」(RM-LVR2V)を併用すると走向軌跡も見られるのでより楽しい。KINOMAPを利用するのだが…。

リッチに楽しめるマルチビュー

実は「ライブビューリモコン」では同時に最大5台もの「HDR-AZ1」で撮影がコントロール出来、これを「アクションカムムービークリエイター」(無料ソフト)で編集すると四分割画面で見られると言うスゴ技がある。

このソフトは「PlayMemories Home」をダウンロードすると一緒にダウンロードされ、ドラック&ドロップで、マップビュー、マルチビューの編集が可能なのだ。シンプルな構成なので、こちらが操作しやすい。

それも速度、距離、時間などのデータ付でだ。スポーツのトレーニングや解析にはもってこいだ。ただし今回は試していないのだが。

ハンドルマウントについて

バイクのハンドルにマウントするのにアクセサリーのロールバーマウント(VCT-RBM1)を使った。これだと、アームが長いので角度の自由度は大きいのだが、防塵のために同梱のウォータープルーフケース(SPK-AZ1)に入れると重くなり、路面の凹凸で激しく振動してしまった。なので撮影はHDR-AZ1単体で行ったがこれでも防塵性は充分だ。

恐らくアームの短いハンドルバーマウント(VCT-HM1)がより安定するのでお薦めだ。

また、振動があると多少“こんにゃく現象”も感じられた。

画像編集は無料の専用ソフトを活用

PlayMemories Homeがその専用ソフトだ。Windows版とMac版があり、パソコンを利用する。

「HDR-AZ1」を直接USBケーブルでPCに接続するとダウンロード出来るし、別途パソコン内のフォルダーからもデータは引っ張れる。基本的にドラッグ&ドロップで比較的操作は簡単だ。

静止画インターバル撮影

静止画のインターバル撮影のデータはマップビューで編集する。これだと地図上のルートに写真が配置され、これは楽しい。

またPC上ではルートを走らせると、次々に画像が出てくるが写真は小さい。それぞれをクリックして大きくする必要がある。この点も将来改良して欲しい。またWEBに公開すると自動ではルートを走らないのは惜しい。

タイムラプスはなし

まだプレイメモリーズには静止画をパラパラとめくってスライドショー化してくれる、タイムラプス機能はない。8時間のツーリングの記録を10分程度で見たいのだ。折角インターバル撮影が出来るので是非これは欲しいところ。

タイムラプスが出来ない代わりに、動画編集では似たような編集が出来た。動画の「マルチビューを作成」では1/8のスロー再生から16倍速まで8つの速度が選べる。勿論速度や距離、それに軌跡も表示可能。(ただし、軌跡は地図上に表現されないのは惜しまれるのだが)

なので、見せたい箇所はノーマルスピードで、かつはしょりたい区間は高速で飛ばせ、飽きが来ない動画が出来る。

しいてタイムラプスより良いのは、じっくり見たい画面を見られる点だ。デメリットとしては長時間動画撮影することとなり、バッテリーとメモリー、それに編集の際のPCパワーがかなり必要。なので、やはりロングツーリングライダーにとってはタイムラプスは是非欲しい。

アップロードした動画はWEB用に1920×1080ピクセルから1280×720ピクセルに落としたものだが、オリジナルはPCで見ると鮮明で美しい。

地図と動画画面の共存

SONYのアプリPlayMemories HomeやAction Cam Movie Creatorでは実現できなかった理想の世界が実は実現していた。

ジオロケーション(地理位置情報)を持つ動画の投稿サイト“Kinomap”だ。

CYCLE MOVIE MAP

ここに投稿すると動画と共に地図上に自転車などのアイコンが移動する。少し頑張れば比較的簡単に出来そうだ。これを利用するとツーリングの動画が更に楽しくなる。

【津々見友彦の6輪生活】SONYの最新アクションカムHDR-AZ1を楽しみ倒す

《津々見友彦@CycleStyle》

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