ひき逃げ事故、第一発見者を容疑者として書類送検

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今年8月に愛知県名古屋市西区内で発生した死亡ひき逃げ事件について、愛知県警は18日までに49歳の女を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で書類送検した。女は第一発見者として警察に通報していた。

愛知県警・西署によると、問題の事故は2014年8月9日の午後11時30分ごろ発生している。名古屋市西区又穂町付近の市道(片側1車線の直線区間)で、66歳の男性が乗る自転車に対して車両が衝突。男性は収容先の病院で死亡したが、車両は逃走したため、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。

警察では第一発見者として、「路上に倒れている人を見つけて回避した」などと通報してきた49歳の女からも事情を聞いていたが、現場付近に設置された防犯カメラ映像を分析したところ、事故の前後にはこの女が運転していた軽乗用車しか通過していないことが判明した。

女のクルマに目立つ衝突痕は無かったが、バンパーやタイヤから死亡した男性のDNAを検出したため、事故に関与したと判断。自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で書類送検した。本人が通報していることや、実際に事故を起こしたことに気づいていなかった可能性も考慮し、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑の適用は見送った。

警察では引き続き、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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