【トヨタ MIRAI 発表】EVとは違う、加速感を味わえるよう音もつくり込み

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トヨタ MIRAI(ミライ)
トヨタ MIRAI(ミライ) 全 6 枚 拡大写真

トヨタ自動車が11月18日に発表した燃料電池車(FCV)の『MIRAI(ミライ)』は、アクセルを踏んで加速する際の音が電気自動車(EV)と違う。EVが「キーン」という音を発するのに対し、ミライは「グオー」と低音が響き渡るのだ。

「やはり音も大事な要素なので、その音もつくり込んだのです」と製品企画本部の田中義和主査。なんでもその音は加速時に燃料タンクの水素を大量に発電装置に送るときのコンプレッサーの音で、それを効果的にドライバーに聞こえるようにしたそうだ。

実はそうしたのにはほかにも狙いがある。FCVは音が静かなため、さまざまな音が気になってしまう。取り込んだ空気を排気管からはき出す音もその一つ。それは「非常に汚い音で、どうしても消したかった」(田中主査)という。

また、風切り音も同様で、外観をつくり上げる際、できるだけ鋭角な部分をなくし、丸みを持たせたそうだ。その結果、トヨタ車のなかで一番良くなった。空力も『クラウン』と比較しても遙かにいいとのことだ。

トヨタとしては、初の量販FCVに乗ったときに「この程度のものか」などと思われないよう、MIRAIではハンドルを握った人の予想を遙かに超える感動を目指したのだという。

《山田清志》

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