【ホンダ FCVコンセプト 発表】新しさとエアロダイナミズムにこだわり

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ホンダ・FCVコンセプト
ホンダ・FCVコンセプト 全 8 枚 拡大写真

2015年度中に発表されるという、ホンダ『FCVコンセプト』のエクステリアは、エアロダイナミクスにこだわってデザインされた。

本田技術研究所四輪R&Dセンターデザイン室1スタジオ主任研究員の大橋昭彦さんは、「FCVコンセプトは、燃料電池パワートレインを小型化しボンネット内に収めることができたことにより、パッケージの自由度が上がったことが大きな特徴だ」と話す。それにより5人乗車が可能となった。

「その5人乗りのパッケージをベースに、更にスポーティで、プレミアムな感じ、新しい感じを表現するようにデザインした」という。

「室内が広そうなボディに、フロントフェンダーやリアフェンダーの前に設置した空力を意識したウイング、フィン形状をデザインに取り込んでいる」と大橋さん。「これは、エアカーテンというもので、フロントであればバンパーのエアインテークなどから空気を取り入れ、フロントタイヤの前に排出している。リアドアのインテークの場合も、リアタイヤの前に排出すことで、タイヤの外側に空気のカーテンを作り、タイヤの周りの乱流を整流しているのだ」と説明。

つまり「全体のキャビンをウイング形状で覆っているイメージ。フロントフェンダー上のシルバーのアクセントも、フェンダーから流れてきた空気を整流するイメージを持たせている」と、新しさをエアロダイナミクスにこだわってデザインしたことを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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