【マツダ CX-3 発表】小飼社長「成長支える新機軸モデルに自信」

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マツダ CX-3 と小飼雅道社長
マツダ CX-3 と小飼雅道社長 全 10 枚 拡大写真

マツダが11月18日(北米時間)に発表した小型クロスオーバー『CX-3』。グローバルでの年間販売目標は15万台、来春より日本を皮切りに順次グローバルで発売、北米は2015年中頃に導入の予定だ。

CX-3は、今後マツダの新機軸となる世界戦略車。2015年度は152万台(今期+10万台)という販売台数目標を掲げるマツダの成長を支える使命を担う。

ロサンゼルスモーターショー14の会場で取材に応じた小飼雅道社長は「北米は、需要が低下傾向にある中国やタイをリカバリーできる市場であり、非常に重要視している。そこにCX-3を投入することで、我々の成長台数を加速させることになるだろう」と自信を見せた。

「2020年には400万台に達すると言われており、北米は伸びが大きいと思う」と小飼社長が述べる通り、コンパクトSUVの需要は、今後も増加すると予測されている。商品本部の富山道雄主査によれば「販売のボリュームは米国が30%、欧州が17~18%、日本は10%ほどになるのではないかと予想している」とのことだ。ラインナップ拡充でブランド力強化を図るなか、今回は『CX-5』『アテンザ』の大幅改良とも合致し一斉に出揃うタイミングとなったが、北米での発表には市場に対する期待も現れているのだろう。

生産は、広島本社の宇品工場で行う。主要市場が米国であっても、今年1月に本格稼働したメキシコ工場での生産はおこなわない。理由は「『アクセラ』のようにグローバルで最大50万台生産する車種なら、広島とメキシコで作っても量産効果が出るが、この規模のモデルだと採算が合わない。グローバルで展開するモデルだが、一か所で生産する効果はある」(小飼社長)とのこと。同社は海外調達部品も外貨建てで決済し、為替変動の影響を受けづらい体制を整えている。そのため国内工場でも、キャパシティが収まれば、一極集中で生産する方が効率性が上がるのだ。

ターゲットカスタマーは新規開拓を狙う。「これまで数の少なかったヤングファミリーやカップルを取り込むことを目標とした。具体的な年齢層としては20台後半から30台。中でもより最先端の価値観を持つような、色々な新しいものに感度のあるユーザーに乗ってほしい」(富山氏)という。

《吉田 瑶子》

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