タイ警察贈収賄で広がる逮捕者…告発文書でさらなる拡大か

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チューウィット氏
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【タイ】ポンパット警察中将(前中央捜査局長)、コーウィット警察少将(前中央捜査局副局長)ら警官7人と民間人が逮捕された、不敬罪、収賄、権力乱用などをめぐる疑惑がさらに拡大する様相を見せている。

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 警察によると、ポンパット中将らは違法カジノや石油密輸業者などから賄賂を受け取っていたほか、昇進を希望する警官に警察ポストを販売し、多額の金銭を得ていた。また、賄賂を要求する際、王室関係者の関与をほのめかした。

 ポンパット中将とコーウィット少将は11月11日に中央捜査局の局長、副局長を解任され、23日までに逮捕された。11日に事実上の停職処分を受けた犯罪制圧課幹部のアカラウット警察大佐は20日、「高所から転落して死亡」(警察発表)した。自殺とみられている。

 警察はこれまでに、ポンパット中将宅11軒、コーウィット少将宅1軒、アカラウット大佐宅2軒など、バンコク首都圏を中心に容疑者宅15軒を捜索し、自動車数十台と、地下金庫や隠し部屋に隠された現金、宝飾品、仏像、象牙など合計20億バーツ相当を押収した。

 26日には、ポンパット中将を中心とする犯罪組織のメンバーとされる民間人5人が恐喝、不敬罪などの容疑で逮捕され、民間人の逮捕者はこれで10人を超えた。

 ソムヨット警察長官は27日、南部の大物石油密輸業者が作成したとみられる贈賄先リストを入手し、捜査を進めていることを明らかにした。贈賄先には水上警察局、財務省関税局、法務省特捜局などの職員約50人の名前があり、贈賄額は最大で1回1200万バーツに上ったもよう。この密輸容疑者は今年10月、公文書偽造で実刑判決を受けたが、裁判所から刑務所に護送される途中に逃走した。逃走には警官が関与したとみられている。

 一方、ソープランドチェーン元オーナーでラック・タイランド(タイを愛する)党々首のチューウィット・カモンウィシット前下院議員は26日、バンコクの警察本部前で記者会見し、違法カジノにポンパット中将ら以外に複数の警察幹部が関与していると主張した。チューウィット前議員は記者団に対し、バンコク都内の違法カジノの内部という動画をみせ、この賭場があったラマ9世通りやラチャダピセーク通りは当時、ポンパット中将の「縄張り」ではなかったと説明。カジノオーナーのカンボジア人女性から警察に月6億バーツの賄賂が支払われていたとも話した。賄賂を受け取っていた警察幹部について、チューウィット前議員は「ソムヨット長官は犯人を探し回る必要はない。振り向けばそこにいる」と述べた。

 タイの警官は裕福なことで知られる。2014年に公開された警察高官の純資産はジャカティップ警察副長官9億6207万バーツ、ワチャラポン前警察長官代行4億6942万バーツ、ソムヨット警察長官3億5586万バーツなどで、金満ぶりが話題となった。ソムヨット長官は2008年5月末に中央捜査局長に就任し、同年10月に警察長官補、2014年10月に警察長官に昇進した。

「振り向けば犯人はそこに」 タイ警察の腐敗疑惑

《newsclip》

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