日立金属、高温環境下でも性能損失しない車載用ソフトフェライトコア材料を開発

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日立金属が開発した車載用ソフトフェライトコア材料「MB20D」
日立金属が開発した車載用ソフトフェライトコア材料「MB20D」 全 1 枚 拡大写真

日立金属は、高温環境下の特性に優れる車載用ソフトフェライトコア材料「MB20D」を開発し、量産すると発表した。

車載用のトランス、インダクター部品などに使用されるコア材料は、高温環境下での磁心損失が高く、損失が熱に変換されるため、熱源として周囲の温度を上昇させる原因となる。

今回開発したソフトフェライトコア材料「MB20D」は、車載用途を考慮し高温環境下の低損失特性に優れたMn-Zn系フェライト材料。独自の粉末配合技術と粉末加工・熱処理技術により、低い磁心損失と高い飽和磁束密度を両立したとしている。

特に、高温環境下での低磁心損失性と高飽和磁束密度性に優れていることから、消費電力を抑え、発熱量を抑えることも可能。トランスやインダクター部品の高効率化、高信頼性化、小型軽量化にも結びつく。

すでにサンプル出荷を開始しており、2015年から量産する予定。

《レスポンス編集部》

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