気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2014年12月2日付
●アベノミクス論戦、8党首討論会(読売・1面)
●菅原文太さん死去、「仁義なき戦い」「トラック野郎」81歳(読売・1面)
●11月新車販売前年比9%減(読売・8面)
●車リコール最多807万台、11月末で昨年度超す、エアバッグ問題影響(読売・37面)
●流行語大賞、集団的自衛権,ダメよ、ダメダメ(朝日・39面)
●日本国債1段階格下げ、ムーディーズ消費増税延期で(毎日・1面)
●ホンダがHVグレイス発売、1年ぶり新車(毎日・7面)
●日経平均が年初来高値、原油安で(日経・1面)
●タイ工業団地、8割再開、大洪水から3年(日経・11面)
●ニュース一言、日産自動車・志賀俊之副会長(日経・15面)
ひとくちコメント
きょうは衆院選挙が公示され、慌ただしい師走である。今年の世相などを反映した言葉を選ぶ「新語・流行語大賞」も決まるなど2014年を総括する話題も目白押し。
ちなみに、新語・流行語大賞には、安倍政権が行使を認めた「集団的自衛権」とお笑いコンビ・日本エレキテル連合のギャグ「ダメよ~ダメダメ」が選ばれたそうだ。
読売は、「あなたが選ぶ2014年日本・海外10大ニュース」の応募が始まり、国内外の主要ニュースの一覧が取り上げられている。国内のカット写真には御嶽山の噴火と衆院の解散・総選挙に踏み切った国会、それに人物ではテニスの錦織圭選手と11月10日に亡くなった銀幕スターの高倉健さんが掲載されている。
訃報といえば、きょうの各紙にも、高倉健さんとともに昭和の映画界の最盛期を支えた俳優の菅原文太さんが11月28日、肝不全のため、東京都内の病院で亡くなっていたことを1面などで大きく報じている。
菅原さんは映画「仁義なき戦い」、「トラック野郎」などのシリーズでも知られたが、晩年は出身地の仙台市が東日本大震災で被災したことから東北支援や山梨県で有機農業にも取り組んでいた。
昨年夏には、スズキが14年ぶりにモデルチェンジした軽トラック『キャリイ』のTVCMにもトラック野郎ならぬ「軽トラ野郎」として、タレントのはるな愛さんとともに出演。発表会では、「5台ほど軽トラを持っているが、うちにあるやつは窮屈、これなら収穫された野菜をたっぷり積み込んでも楽に坂道ものぼれる」とアピールしていたことを思い出す。
この年末は衆院選の投開票の結果も気になるが、大みそかまでの1カ月弱の間には、何が起こるかもわからない。今年も波乱含みの師走になりそうだ。