ホンダの米国法人、アメリカンホンダは12月2日、11月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は12万1814台。前年同月比は4.6%増と、4か月連続で前年実績を上回った。
ホンダブランドの乗用車系では、2012年秋に発売した新型『アコード』が、2万5275台を販売。前年同月比は6.7%減と、8か月ぶりに減少した。『フィット』は11月の新記録の6421台を販売。前年同月比は55.1%増と大きく伸びた。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力車種の『CR-V』が、11月としては過去最高の3万2378台。前年同月比は37.7%増と、4か月連続で前年実績を上回る。大幅改良を受けた2015年モデルを、10月に投入した効果が続く。一方、日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』は、前年同月比8.1%減の8639台と、2か月連続で減少した。
アキュラブランドでは、新型セダンの『TLX』が、11月も4233台と良好な立ち上がり。アキュラのセダン系のベストセラー車に君臨した。『ILX』も4.4%増の1652台と、2か月ぶりに増加する。
アキュラブランドのSUVでは、2013年にモデルチェンジした『MDX』が、前年同月比14.5%減の5210台と、2か月連続のマイナス。『RDX』も3436台にとどまり、前年同月比は6.2%減と、2か月連続で減少した。
ホンダの2014年1-11月米国新車販売は、前年同期比1%増の140万3591台。アメリカンホンダのジェフ・コンラッド上級副社長は、「ガソリン価格は値下がりしているが、CR-Vやフィットのような小型車が、引き続き顧客に支持されている」とコメントしている。