マレーシア財政赤字、GDP比3.5%の目標達成は可能=第2財相

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
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アハマド・フスニ第2財務相は、財政赤字を国内総生産(GDP)比3.5%とする今年の目標を達成することができるとの見通しを表明。

来年には3%を達成することが可能との見解を明らかにした。

原油価格が下落する傾向にあり、国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)の石油収入が減り歳入にも影響が出ると懸念されている。

2013年の財政赤字率はGDP比3.9%だった。2020年までにバランスの取れた予算を達成することが目標とされている。

ペトロナスは先ごろ、原油価格が来年1バレル75米ドルの平均を保つと仮定すると、連邦政府に支払う配当金やロイヤルティ、税金は来年、前年比37%マイナスの430億リンギとなるとの試算を明らかにしている。

ブレント原油価格は12月2日、1バレル72.21米ドルとなった。アナリストの間からは1バレル60米ドル台にまで価格が下がるとの予想も出ている。ペトロナスは来年、石油価格が1バレル当たり70-75米ドルになると予想している。

国際通貨基金(IMF)は、マレーシアの財政赤字率は2015年にGDP比3%となるとの予想を明らかにしている。特に政府が進めている補助金合理化や来年4月の物品・サービス税(GST)導入などで歳入が増えるとの見込みに基づいたものだ。
(ザ・スター、ザ・サン、12月3日)

千田真理子

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