フェラーリ、世界限定6台の「セルジオ」発表…ピニンファリーナ との協力60周年を記念

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フェラーリ セルジオ
フェラーリ セルジオ 全 4 枚 拡大写真
イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリは12月5日、『セルジオ』の市販モデルを、中東アブダビで初公開した。

セルジオはもともと、2013年春にイタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナがジュネーブモーターショー13に出品したコンセプトカー。フェラーリとピニンファリーナの協力関係が60周年を迎えるのを記念し、その市販モデルが6台生産されることになり、今回、その最初の1台が、アブダビの顧客に引き渡されている。

セルジオの名前は2012年7月、85歳で死去したセルジオ・ピニンファリーナ名誉会長に対して、敬意を示すもの。セルジオ・ピニンファリーナ氏は、創業者のバッティスタ・ファリーナ氏の息子。世界的なカーデザイナーとしてピニンファリーナを40年に渡りリードし、フェラーリなど多くの自動車メーカーのデザインやボディ生産を手がけ、ピニンファリーナをイタリア最大のカロッツェリアに成長させた。

セルジオの市販モデルは、フェラーリ『458スパイダー』がベース。セルジオ・ピニンファリーナ氏の哲学を反映させて、1960年代のフェラーリ・デザインをモチーフに設計された専用デザインのボディをまとう。技術的パーツをマットブラック、それ以外の造形パーツをレッドで塗り分けたのは、コンセプトカーと同じ手法。

ミッドシップに搭載されるエンジンは、フェラーリ458スパイダーのさらなる高性能モデル、『458 スペチアーレ A』と共通。自然吸気の4.5リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、最大出力605hpを発生。0-100km/h加速3秒の性能を備えている。

《森脇稔》

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