【ホットロッド カスタムショー14】「何でもアリ」なカスタムの祭典、会場内は熱気

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
ヨコハマ ホットロッド カスタムショー2014
ヨコハマ ホットロッド カスタムショー2014 全 41 枚 拡大写真

強烈な個性を放つカスタムバイクやクルマ、そしてそれを目当てに集まった人でごった返すパシフィコ横浜の展示会場は、もはやカオス。観客総数は昨年の1万5000人をゆうに超えているはず。12月7日、23回目を迎え、いまやワールドワイドにその名を轟かせる『ヨコハマ ホットロッド カスタム ショー』だ。

ここでは街なかではまず見かけることのない、日本のトップビルダーたちによって徹底的にカスタマイズされたバイクやクルマが所狭しと並べられ、カスタムフリークらにとってはまさにパラダイスロード。海外からも有名ビルダーやペインターが招かれ、国内外のカスタムトレンドが目の当たりにできる。

積まれているエンジンは、バイクに限れば旧いハーレーダビッドソンが主役で、1960~70年代は当たり前。戦前のものの珍しくなく、メーカーもトライアンフ、BMW、国産、なんでもあり。長いフロントフォークを寝かせて取り付け、できる限りナローにした「チョッパー」が多く目に付くが、テイストもスタイルも縛りはなく、さまざまだから見ていて飽きない。

クルマはもちろん『アメ車』が中心。ローダウンされた西海岸のスタイルで、これまた貴重な年代物がズラリ。ペイントもサイケデリックでド派手だ。

会場内の特設ステージでは、バンドの演奏や有名ビルダーのトークショーなどもあり、家族連れで訪れた人たちにも大好評。物品の販売もあり、1日いて飽きない熱いイベントとなっていた。

しかし、熱気を帯びるほどの盛り上がりは会場内でのみ。というのもここ数年、近隣からの騒音についての苦情が寄せられ、今年はついにバイクでの来場が禁止となり、みなとみらい地区での走行もNGとなった。

万が一、騒音問題のクレームが出た場合は、来年以降の開催が危ぶまれることを主催者である『MOONEYES』(MOON OF JAPAN,Inc.)が、メディアなどを通じてしっかり告知し、それを来場者らが厳守したことが大きく影響している。

来年以降の開催も期待したい。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  3. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. 今年の「鈴鹿8耐」は新モデルの日本初披露が目白押し!? 話題のネオレトロバイクも
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る