経営難のペルワジャ、年内に製鉄所を操業停止…1500人を解雇へ

エマージング・マーケット 東南アジア
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赤字続きの鉄鋼メーカー、ペルワジャ・ホールディングスの完全子会社ペルワジャ・スティール(PSSB)は、年内に製鉄所の操業を停止すると発表。これにより1500人が解雇される。

ペルワジャ・ホールディングスがブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に充てた声明によると、6月末締め通年決算において売り上げは10億8158万リンギだったが、純損失は前年の9億2162万リンギから12億1747万リンギに拡大したと明らかにした。工場や機械の破損やその他の経費がかかったことで損失が拡大した。

一方で、同日行われた議会でトレンガヌ州政府の貿易・商工委員会のテンク・プテラ・テンク・アワン委員長は、トレンガヌ州政府はこれまでペルワジャ・スティールを救済するために数十億リンギを費やしたが、救うことができなかったと明らかにした。鉄鋼のイースタン・スチールが同州で建設中の製鉄所が80%完成しており、解雇された従業員を雇用するようイースタン・スティールと交渉を行っていると述べた。

ペルワジャ・ホールディングスの決算報告の提出が遅れていたことから、ブルサ・マレーシアは、15日に取引停止処分を行うと警告を出していた。

広瀬やよい

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