往年のレジェンドが名車でジムカーナ…THE 52nd SHCC Meeting at OISO LONG BEACH開催

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THE 52nd SHCC Meeting at OISO LONG BEACH
THE 52nd SHCC Meeting at OISO LONG BEACH 全 17 枚 拡大写真

12月7日、大磯ロングビーチ駐車場において、“THE 52nd SHCC Meeting at OISO LONG BEACH”が開催された。主催は湘南ヒストリックカークラブ。

毎年春と秋に行われるこのイベントも52回目を迎え、快晴の中、100台以上が参加し、コースのパイロンをすり抜けていた。

今回は大きく2つの特徴があった。まずひとつ目はFL500が8台も出場したことだ。1970年代のレースシーンを彩ったシングルシーターで、当時の軽自動車のエンジンをチューンナップ。元F1ドライバーの中島悟氏もこのカテゴリーで参戦していたこともある。

そして、もうひとつは往年の名レーシングドライバーである、久保田洋史氏、鈴木恵一氏、松本恵二氏、柳田春人氏、桑島正美氏の5名が集まり、トークショーや、鈴木氏以外の4名がデモンストレーションランを行ったことだ。

久保田氏は初代『スカイライン GT-R』の50勝を超す優勝回数のうち10勝をあげた名プライベーター。鈴木氏はグループCで大活躍し、GT300クラスでのチャンピオンも獲得している。そして、松本恵二氏は、ミスターキャビンとして有名でベストドレッサー賞も受賞。GCをはじめ、F3000、F2などで大活躍した。“雨の柳田”という名の通り、雨のレースに強かった柳田春人氏は『フェアレディZ』使いとして名を馳せ、富士スーパーシルエットレースでのシリーズチャンピオンも2度獲得している。そして最後は“黒い稲妻”こと桑島正美氏だ。日本のレースシーンはもちろんのこと、海外でも活躍。イギリスF3選手権で優勝経験もある。

そういった彼らがドライブしたのは、当時のレース仕様を模して仕上げられたスカイライン GT-Rと、生産台数が少なく、かつ、新車当時はA級ライセンスがないと購入すらできないといわれたフェアレディZ432R。当時のレースシーンを髣髴させるようなドリフトを披露するなど、観客を沸かせていた。

来年のこのイベントは5月31日と11月29日、同会場にて予定されている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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