札幌市東豊線の新型車が完成…側面にも行先表示器設置

鉄道 企業動向
9000形の側面。白をベースに扉部などにスカイブルーを入れた。スカイブルーは東豊線のラインカラー。
9000形の側面。白をベースに扉部などにスカイブルーを入れた。スカイブルーは東豊線のラインカラー。 全 8 枚 拡大写真

札幌市交通局は12月15日、地下鉄東豊線に導入する新型車両「9000形」が完成したと発表した。2015年4月にも営業運転を開始する。

交通局が今回発表した車両設備の概要によると、座席は従来の7000形より幅を拡大し、縦手すりが設置された。また、各車両には車椅子スペースが設置されており、その部分には軽く腰掛けた状態や子供の立席状態に配慮して二段手すりが設けられた。

乗降口付近は出入口の識別がしやすいよう、下部に黄色の識別板を設置。乗降口の外側下部に設けられた「くつづり」の部分は、車両とホームとの隙間を小さくするために拡大されている。このほか、先頭車だけでなく中間車にも行先表示器や非常梯子が設置されている。

車内のデザインは、「快適さと温もりをイメージした室内とし、優しさのあるデザイン」をコンセプトとし、全体の色調をオレンジ系、床面を茶系とした。

9000形は12月中旬に東車両基地に搬入された後、整備や試験走行が行われる。営業運転の開始は2015年4月下旬頃を予定している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る